それってメンタルリープかも？なんかずっとぐずってるの。

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メンタルリープとは？

あまり聞き慣れない単語かもしれませんが、これは「赤ちゃんに新たな知能が芽生えて次の発達段階に移行する現象」です。オランダの育児書「The Wonder Weeks」（邦題：「ベビーステップ」）が知られています。

赤ちゃんはある一定の時期ごとに段階的に成長しており、リープを迎えるごとに赤ちゃんの世界はガラリと変わり、段階的に大人の世界に近づいていきます。

リープは１０段階ある

リープは10段階あります。出産予定日から数えて4〜5週目からはじまり、70〜76週目(1歳4〜5ヶ月)まで続きます。しかもリープ期間中はぐずりやすくなるといいます。なんでぐずってるの〜？と焦ることもありますが、これを知ることで、「リープ中なんだな、成長してるんだな、頑張れ！」と心に余裕をもたせることも出来ます。

なんで誕生日でなく出産予定日なの？

メンタルリープの時期は出産予定日を使って見積もります。赤ちゃんの知能の発達過程は誕生日ではなく妊娠日からの週数と結びついているためです。

脳はお母さんのお腹の中にいるときから成長しているため、予定日より早く生まれた子の脳は、予定日に生まれた子の脳ほど発達していないため、出産予定日で見積もる理由がしっくりくるかもしれません。

リープ期間にぐずるのはなぜ？

赤ちゃんはみんな同じ時期にぐずりやすくなることが科学的研究によって明らかになりました。これがリープ期です。このメンタルリープが起こるたびに赤ちゃんの体の中で急激な変化が起こり、そのことが知能だけでなく機嫌や健康、睡眠のリズムなどに大きな影響を与えます。それによりリープ３大オノマトペ「エンエン」「イライラ」「ベッタリ」を引き起こします。

そしてリープを超えた赤ちゃんは新たな知能が芽生え、それまで知る由もなかった物事や感覚を理解し始め、新しいことがたくさんできるようになるのです。

１０回のリープってどんなものがあるの？

リープは順に

• 「五感」：周りの物事に興味を示す
• 「パターン」：規則性やパターンが区別できる
• 「推移」：物事の移り変わりが捉えられる
• 「出来事」：推移の様子を全体的に捉えられる
• 「関係」：距離をはじめとした人や物の関係性が理解できる
• 「分類」：どうぶつやおもちゃといった物事の区別できる
• 「順序」：目的を達成するための行動同士が結び付けられる
• 「工程」：決まった順で行われる一連の動作を一つの作業として捉えられる
• 「原則」：物事の原則を覚えられることで基本的ルールが守られる
• 「体系」：ルールを環境に合わせ適応させられる、善悪の判断、自我の発達

があります。そしてこれは赤ちゃんの行動と発達は各リープで芽生える知能と深く結びついています。そのため、対応するリープを経ていない行為はいくら練習させてもできるようにはならないのです。首も座っていないのにお座りができないのと同じですね。

もちろん赤ちゃんには個性がありますので、リープを遂げたといっても急に対応する全てができるようになるわではありません。赤ちゃんが真っ先に取り組むのは、そのときに一番興味がわいた分野になりますので、ほかのものは後回しになります。これにより、どんな行為に興味を持つのかを観察していくと、その子の個性や得意分野が見えてくるかもしれませんね。

まとめ！

• メンタルリープは急に赤ちゃんの頭の中でたくさんの変化が起こる現象
• 誕生日でなく出産予定日から計算する
• リープ期は１０回あり、「エンエン」「イライラ」「ベッタリ」のぐずり期
• 赤ちゃんはその時期のメンタルリープに対応した成長をして新しい世界が広がる
• メンタルリープにも発達と個性がある

なんだかずっとぐずっていたけど、これってもしかしてメンタルリープだったのかな？以前出来なかったこともできるようになったりして、機嫌もいいし・・・。

もうちょっとメンタルリープについて調べてみようかな？

このぐずり、メンタルリープだとしら、今何回目なの？

次回以降、各リープについて詳しく掘り下げて行きます！